田村さんは、七宝工芸職人でありながら、シンガーとしての顔もあわせ持つ、異色の経歴の持ち主。二足のわらじを履きこなす彼女の、それぞれの活動に秘めた想いの根源に迫ります。
古代エジプト時代から存在するという“七宝”に詰まった魅力。
引き継がれる色。そして、色を表現する難しさ
七宝の魅力を余すことなく語ってくれた田村さん。後編ではいよいよ、二足のわらじを履くに至った経緯や、伝統工芸を現代へ伝える七宝工芸職人としての想いについてフューチャーします。
Written by Mai Ueno
Photos by Tomoki Igarashi
GOODS Photos by Yuki Tamura
田村有紀 たむら・ゆうき
1986年、愛知県七宝町生まれ。「田村七宝工芸」の五代目。
武蔵野美術大学卒業。芸能事務所に所属しCD9枚をリリース、年間200本以上のライブに出演。
七宝作品「金魚」「COTTON」「エビフライ」等、作品は度々受賞。さまざまな職場を経験し、2015年本格的に七宝焼制作を開始すると同時に「SHIPPO JEWELRY -TAMURA YUUKI-」を立ち上げるとメディア取材殺到。若手女性職人グループ「凛九」結成。伝統的な作品も作りつつ新たな表現も追求し、伝統工芸の先駆者であり続ける。
明治16年創業 七宝焼窯元 田村七宝工芸
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